防刃ベストや防刃ジャケットについて、よくいただく質問があります。
「これを着たまま飛行機に乗れるのか?」というものです。
以前、ANAさんやJALさんへヒアリングを行った結果↓
そして今回。
ちょうど9月の終わりに韓国へ行く機会があったので、現在Camp-fireでプロジェクト中の「SSPジャケット」を実際に着用したまま、空港のセキュリティチェックを通過できるかどうかを実証してきました。
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結論:問題なく乗れました!
日本から韓国、そして韓国から日本への帰り道。
一度も止められることも、声をかけられることもなく、すんなり通過できました。
むしろ同行者の「筆箱の中身」が細かくチェックされたほどで、SSPジャケット自体は全く関心を持たれませんでした。
ここからは、実際の流れを詳しくご報告します。
※ 保安検査場や入国審査は撮影禁止のため、前後の写真が主となります。
事前準備
最初に行ったのは 航空会社への確認 です。
今回は「大韓航空(Korean Air)」を利用。直接サービスセンターへ電話し、以下を確認しました。

• 搭乗予定日・行き先を伝える
• 「非金属の防刃ジャケットを着用したまま搭乗できるか?」と質問
オペレーターの回答はこうでした。
1. 金属が使われていなければ基本的に問題なし
2. 万が一止められたときのために「説明資料」を持参した方が安心
3. 資料は英語で作成しておくと安心
重要なのは 「金属が入っていないこと」
鋼板や金属メッシュが仕込まれたタイプは、刃物や武器とみなされ持ち込み不可です。
そこで事前に「SSPジャケット 携行・検査用シート」を日本語と英語で準備しました。

実際には使用しませんでしたが、心理的には大きな安心材料になりました。
*ご希望の方にはSSPで作成して、PDFデータをお送りしますのでご連絡ください。
実証① 日本出国(関西空港 → 韓国・仁川空港)

当日は27度を超える暑さ。SSPジャケットを着るのは正直きつい気温でしたが、実証のため着用して関空へ。
チェックイン:
通常通りカウンターでチェックイン。特にジャケットについて質問はなし。
搭乗・フライト:
そのまま搭乗ゲートへ進み、無事に韓国行きの便に乗れました。見た目は普通のジャケットなので、周囲の目線も全く気になりません。
保安検査場:
ここが一番緊張する瞬間です。ジャケット類は脱ぐ必要があるため、検査ではジャケットを脱ぎ、スマホや財布と一緒にトレイへ。
仮に止められたところで特に問題はないのですが、「X線にかけたら防刃パネルが怪しまれるのでは?」
ビビリなので、そんな不安が頭をよぎります。
自分は金属探知ゲートを通過。……無音。
そのまま振り返り、モニターを見つめる検査員の視線を追います。
結果はーーー全く問題なしでした。
出国審査:
通常通りパスポートを提示して通過。
無事、手荷物検査場まで辿り着くことができました。
ちなみに、SSP閃光音響ライトも旅のお供にパックパック横に刺したまま持参しておりましたが、こちらも全く問題ございません。

韓国入国:
入国審査、荷物受け取り、税関(Customs)いずれも止められず。
もちろんですが、ジャケットを着用していることに関心を持たれる様子は全くありませんでした。
実証② 韓国出国(仁川空港 → 日本・関西空港)
帰国時は時間が押しており、少しスリリングでした。
ソウル市内も混んでおり、空港も大混雑。1時間以上並んでようやく検査場へ。

保安検査場:
ジャケットをトレイに入れ、そそくさとゲートを通過。
すると...係員から声がかかりました。
「えっ、ここで!? ついに来たか…」と内心ドキッとしましたが、呼び止められたのは同行者。
筆箱の中身を細かく確認されていただけで、SSPジャケットは完全スルー。

出国・搭乗:
そのままダッシュで搭乗口へ向かい、出発10分ちょっと前。
ギリギリで間に合いました。
日本入国:
到着後も入国審査、荷物受け取り、税関で止められることはなし。
往復ともに問題なく、最初から最後まで「普通の服」として扱われました。
実証から見えたポイント
- 非金属であることが絶対条件
金属板入りは武器扱いでNG。SSPジャケットは繊維ベースなのでOK。 - 事前確認で安心感が段違い
航空会社ごとにルールや現場の判断が違う可能性あり。電話確認は必須。 - 説明資料は必ず持っておくべき
英語版を準備しておけば、不測のトラブルにも対応可能。(SSPでサポートします!) - 実際の検査では“完全にスルー”
同行者の筆箱が止められた一方で、ジャケットは無関心。見た目が日常着に近いことが、自然に通過できた理由のひとつかもしれませんね。 - 実用性の高さを実感
空港でも、飛行機内でも目立たず違和感なく過ごせた。これは「日常に溶け込む防刃ウェア」というSSPの開発コンセプトを裏付ける結果でした。
まとめ
今回の実証で明らかになったのは、
「非金属仕様の防刃ベストは、事前確認と説明資料の準備さえしておけば、飛行機に問題なく搭乗できる」ということです。
実際には検査場で一度も止められることなく、終始「普通のジャケット」として扱われました。
これは防刃ベスト・ジャケットが「特殊装備」ではなく「日常服」に限りなく近づいている証拠です。

つまりSSPジャケットは、
• 職場防衛や街中での防犯対策だけでなく
• 海外出張や旅行でも安心して着用できる実用性を持つ
ということを今回の体験で確認できました。
「防刃ベスト=重くてゴツい、目立つ」という従来のイメージを覆し、“海外旅行にもに持っていける護身用品” としての可能性を示せたのは大きな成果です。
これから海外出張や旅行でSSPジャケットを検討している方にとって、参考になれば幸いです。