【現場の声】北海道の狩猟関係者様による SSP 熊対策防護服 試着レポート

このたび、北海道地区の狩猟関係者の皆様にご協力をいただき、弊社の熊対策防護服 「SSP BEAR シリーズ」 の試着および現場目線でのフィードバックを頂戴する機会に恵まれましたので、ご報告申し上げます。

近年、北海道におけるヒグマとの遭遇・人身被害は年々深刻さを増しており、最前線で対峙されるハンターの皆様からのご意見は、製品開発において何よりも貴重な財産です。今回は実際に山林でご活動されている女性ハンターの方を中心に、フル装備でのご試着、ならびに複数のハンターの皆様より忌憚のないご意見を頂戴いたしました。

なお、現在発売しているSSP BEAR シリーズは「インフラ事業者様」や「市町村の害獣駆除立ち会い」等を主な想定用途として開発した製品であり、防護マスクを含むフル装備は必ずしも狩猟行動そのものを想定したものではございません。

しかしながら、現場の最前線で活動されるハンターの皆様のご意見は、今後の製品改良および用途拡張を考えるうえで極めて示唆に富むものであり、この機会に詳細なフィードバックをお願いした次第です。

実使用者(女性ハンター)からのご感想

SSP BEAR マスクについて

  • マスク装着時は猟銃の構えが困難
  • 呼吸がしづらく、長時間の行動には支障を感じる
  • サングラスや保護メガネが曇る
  • フル装備での山中行動では、気温10℃程度でも暑さを感じる(冬季装備の影響)
  • マスクを外した状態であれば、問題なく行動可能

SSP BEAR アームガード(腕部装備)について

  • 防護性能への安心感があり、特に熊の止め刺しなど近距離での作業において有効と感じた
  • 安心感がある
  • ヒグマの止め刺しの場面では有効
  • いざという時に身を守りやすそう
  • 猟銃の構えにも支障はないとの評価

SSP BEAR ベスト(体幹部装備)について

  • 安心感がある
  • モール仕様でカスタマイズできる点が良い」
  • 同様に猟銃の構えへの影響はないとの評価
  • アームとともに、現状の仕様でも実用面で大きな支障はないとのお言葉を頂戴いたしました。

その他ハンターの皆様からのご意見(外観・構造を見ての印象)

  • 大型のヒグマ(300kgクラス)を想定した場合、外傷は防げても内部へのダメージまでは防ぎきれないのではないか
  • 猟銃の構えに支障が出る点は致命的ではないか
  • 全体的に重量がありそうという印象

総括

クマとの近距離接触が想定される止め刺しや駆除作業時においては、一定の有効性と安心感をご評価いただいた一方、山中での長時間行動や射撃を伴う狩猟シーンにおいては、可動域・視界・呼吸性の面で改善の余地があるとのご指摘をいただきました。

特にハンター様向け用途としては、

  • 猟銃の構えを妨げない設計
  • 長時間行動を考慮した軽量性・通気性 が今後の重要な開発テーマであると認識しております。

今後に向けて

今回頂戴したご意見は、いずれも実際の現場で身体を張って活動されている皆様だからこそのリアルな声であり、机上の設計検討では決して得られない極めて貴重な財産です。

弊社といたしましては、本フィードバックを真摯に受け止め、

  • 現行仕様のさらなるブラッシュアップ
  • 狩猟行動を想定した派生モデル(軽量性・通気性・射撃姿勢への配慮)の検討

今後の製品改良および新モデル開発に活かしてまいります。

ご多忙のなか試着・ご評価にご協力くださいました北海道のハンターの皆様に、改めて心より御礼申し上げます。SSP BEAR シリーズは、これからも現場の声と共に進化してまいります。