刃物事件で刺されやすい部位はどこ?─世界のデータと文献から徹底分析

突然の通り魔事件や無差別な刃物襲撃。そんなとき、どの部位が刺されやすいのか。そして、どこに刺されると命の危険があるのか

─医学論文や世界各国の統計資料をもとに、刺されやすい部位をランキング形式でまとめ、部位ごとの特徴や危険性を詳しく解説していきます。

第1位:胸部(心臓・肺・大血管が集中する部位)

刺傷頻度と致死性

刃物による攻撃では胸部が最も狙われやすい部位です。
複数の統計で刃物傷害の上半身への集中が指摘されており、中でも胸部(胸郭部位)が最も多い刺創の場所とされています 。たとえばアイスランド全土の研究(2000~2015年)では、刺傷患者73例中胸部への刺傷が26.4%と最も多い部位でした 。
また加害者のシナリオ実験でも攻撃の標的として胸部が最も選択されやすかったとの報告があります 。

胸部刺傷は致死性も極めて高く、英国の外傷センター研究では入院患者の死亡例10件中5件(50%)が胸部刺傷による致命傷でした 。
さらに心臓刺傷は刃物傷死亡原因の中で最も多いことが報告されており 、オランダの調査でも致死的出血の27%が胸部の損傷によるものでした 。
他殺事例全般でも、致命傷は主に胸部に集中するとされます 。

刺されやすい理由

胸部は人体の正面中央に位置し面積が大きく急所が集中するため、襲撃者にとって狙いやすい部位だと考えられます。
特に正面から向き合った状況では、胸は相手の視界に入りやすく、腹部より上方にあるため攻撃時に自然と刃先が向かいやすい位置にあります。
また衣服や骨格による防護が完全ではなく、腕で全てを覆って防御することも難しいため、防御が間に合わない場合には胸部に深い刺傷を受けやすいでしょう。

襲撃者が致命傷を与えることを意図する場合、心臓や肺といった生命維持に直結する臓器がある胸部を狙うことが合理的です。

致傷メカニズム・医学的影響

胸部には心臓、大動脈・肺動脈などの大血管、両肺といった重要臓器が収まっています。
心臓が刺されると心筋損傷や心臓膜腔への出血(心タンポナーデ)によって急速に心機能が低下し、短時間で致命的となります。
大動脈など大血管の損傷では体内で大量出血(失血性ショック)が起こり、数分以内に死亡し得ます。肺への刺傷では気胸・血胸が発生して肺が虚脱し、重度の呼吸困難と酸素不足を招きます。
実際、英国の報告では刺傷による院内死亡10例中4例で開胸術(緊急開胸処置)が試みられており 、心肺の損傷が即座に生命を脅かすことが示唆されています。

胸部には肋骨や胸骨といった骨格がありますが、刃物は肋骨と肋骨の間や鎖骨下など骨の隙間を通って内部臓器に達することが多く 、致命傷となることが少なくありません。

第2位:腹部(柔らかく無防備な急所)

刺傷頻度と致死性

腹部は胸部に次いで刺されやすい部位です。
先述のアイスランド研究では腹部刺傷は全体の21.5%で頻度2位、上肢と並ぶ割合でした。

トルコの救急部での大規模調査(648例)でも、腹部への刺傷は16.9%と報告され、胸部に次ぐ主要な負傷部位となっています。

刺創が腹部に達した場合、高確率で内臓損傷が伴います。トルコ法医学の研究によれば、腹部刺創症例の68.2%で臓器損傷が認められ、特に小腸が最も頻回に損傷される臓器でした。
同研究では腹部刺創の死亡率は8.2%と算出されており 、適切な治療が行われないと致死的になり得ることを示しています。

実際、英国の刺傷患者データでは、院内死亡例のうち3割(3/10例)は腹部の損傷による腹腔内大出血が原因でした。
腹部は胸部ほど致死率は高くないものの、重要臓器への損傷次第では死亡リスクが高い部位と言えます 。

刺されやすい理由

腹部は肋骨や骨盤による保護が不十分で、広い面積が柔軟な軟部組織で覆われています。
したがって刃物が深部まで到達しやすい部位です。
特に臍(へそ)周囲から下腹部にかけては重要臓器が集中していますが、骨による囲いがなく、刃が通りやすい「無防備」な領域といえます。

加害者が正面から刺突する際、胸部よりやや低い腹部に刃先が向かうこともしばしばであり、混乱下では腹部が狙われるケースも多いと考えられます。
また人は瞬間的に胸を守ろうと顎を引いたり腕を上げたりしますが、腹部までは防御しきれないことが多く、結果的に腹部に刺傷を負う割合が高くなると考えられます。

致傷メカニズム・医学的影響

腹部には肝臓、脾臓、腸管(胃・小腸・大腸)、腎臓、副腎、大血管(腹部大動脈・下大静脈)、膀胱など多くの臓器が存在します。
刺傷により臓器が裂傷・穿孔すると、内容物の漏出や出血が生じます。
例えば肝臓は非常に血流の多い臓器であり、刺されれば大量の出血が起こって急性循環不全に陥ります。
実際、腹部刺創症例の61.2%で腹腔内出血が検出されており 、臓器からの出血が極めて頻繁に起こることが示されています。

脾臓も出血量が多く、損傷すると急速に容態が悪化し得ます。

小腸・大腸など消化管が損傷すると、腸内容物が腹腔内に漏れて腹膜炎や重篤な感染症を引き起こすリスクがあります。

腎臓の損傷では後腹膜腔への出血が起こり、血尿や出血性ショックを来す場合があります。

腹部刺傷ではしばしば複数の臓器が同時に損傷されるため、外見上の傷口が小さくても内部では致命的なダメージが生じている可能性があります。
そのため腹部を刺された場合、早急な診断と止血・外科的処置が生存率向上に不可欠です 。

第3位:頸部(首)

刺傷頻度と致死性

頸部(首)は面積自体は小さいものの、大動脈や気道など致命的急所が集中する部位であり、刺傷を受けた場合の致死率が非常に高い領域です。
世界的に見ても、致命的な刃物刺傷は胸部に次いで頸部に多いとの指摘があります。

一例として、法医学的な分析では致死的刺創の23%が頸部に及んでいたとの報告があります。
トルコの救急外来データでも頭部・頸部への刺傷が16.5%を占めており、頻度として無視できない割合です。

頸部刺傷の致死性は極めて高く、オランダ研究では死亡例の原因の9%が頸部損傷による失血死でした。
また英国の刺傷患者10死亡例中2例(20%)は頸部の刺傷によるものだったと報告されています 。
さらに無差別襲撃の具体例として、2019年に日本・川崎市で発生した通り魔事件では多くの被害者が首に刺創を負ったことが報じられています。

このように頸部は刺される頻度自体は胸・腹ほど高くないものの、ひとたび深い刺傷を受ければ致命傷となりやすい部位です。

刺されやすい理由

頸部は細く露出した部位であり、前面からは標的が小さいものの防御が難しい急所です。
特に背後から奇襲された場合、頸部を的確に刺すことで相手を即座に無力化できるため、殺傷目的の加害者が狙うことがあります。
人間は咄嗟に顎を引いて首を守ろうとしますが、防御反応が間に合わない状況(例えば近距離から突然襲われた場合や複数方向から同時に攻撃された場合)では、頸部が刺されやすくなります 。

また頸部は常に露出しており多くの場合防具で覆われていないため、無防備になりがちな部位です。
襲撃者にとっても、首を狙えば急所である頸動脈や喉を直接攻撃できるため、短時間で致命傷を与えうる点で「効率的」なターゲットと捉えられる可能性があります。
実際、川崎の事件では加害者が後方から児童の頸部を集中的に狙ったと報じられており 、無抵抗の相手に対して頸部を攻撃対象とするケースが存在します。

致傷メカニズム・医学的影響:

頸部には脳へ血液を送る左右の頸動脈、心臓へ還流する内頸静脈、気管(気道)、食道、脊髄などが集まっています。
この狭い空間を刃物が貫通すると生命維持に直結する構造が複数同時に損傷される危険があります。頸動脈や椎骨動脈が切断されると、短時間で脳への血流が途絶えて意識を失い、さらに大量出血により数分以内に致命的となります。
内頸静脈の損傷でも激しい出血が起こり、空気塞栓のリスクもあります(大静脈に空気が入ると心停止を招き得る)。気管が切り裂かれると重度の気道閉塞や出血性ショックをきたし、迅速に適切な気道確保を行わなければ致死的です。

また喉(咽頭・喉頭部)を深く刺された場合、出血と気道閉塞が同時に起こって極めて救命困難になります。
頸部には脊柱も通っていますが、太い刃物で刺されると脊髄損傷を併発することもあり、頸髄が傷つけば四肢麻痺や呼吸停止(頸髄損傷による横隔神経麻痺)に陥る可能性があります。
総じて、頸部刺傷は小さな創でも内部で致命的損傷を引き起こすため、迅速な止血措置と気道確保が生死を分けます。

第4位:背部(逃げる際に狙われやすい)

刺傷頻度と致死性:

背部(背中側)を刺されるケースも少なくありません。
特に加害者が被害者の後方から襲う場合や、被害者が逃走しようとして背を向けた際に刺傷を受けることがあります。

法医学研究によれば、他殺事件における単一の刺傷致死例の約12%が背部に負傷していたとの報告があります。
対照的に、自殺では自分で自分の背中を刺すことはほとんど不可能なため、背部の刺創は他殺の有力な証拠と考えられています。
無差別襲撃事件でも、現場から逃げる被害者が背中を刺される例が報告されています 。例えば、英国ロンドンで発生したある通り魔事件では、犠牲者の背中に複数の刺傷が見られたケースがあります(防御創との併発) 。

背部刺傷の致死性は、損傷部位によって大きく異なります
心臓や大血管に達する深い刺傷であれば致命的となり得ますが、表層の筋肉に留まる傷であれば比較的致死率は低くなります。
統計的には「胸部」や「頸部」といった分類に背部の傷が含まれている場合も多く、明確な数字は少ないものの、重篤な背部刺傷は胸腹部と同様に死亡リスクが高いです。
オランダの致死例分析でも「複数部位の刺傷」による死亡が17%報告されており 、背部刺傷も他の部位と合わせて致命傷を形成している可能性があります。

刺されやすい理由:

背中側は人間の視野から外れており、防御が難しい部位です。
加害者が後方から接近した場合、被害者は攻撃に気付きにくく、結果として背部を刺されやすくなります。
またパニック時に逃げようとすると人は背中を向けるため、逃走する被害者を追いかけて背後から刺すというケースもしばしば見られます。
犯人側から見ると、背中は腕や手による防御をされにくい「無防備な的」と言え、奇襲攻撃では狙いやすいでしょう。

ただし、背中には肩甲骨や脊椎などの骨格が存在するため、正面(胸部)に比べると一点を深く刺し通すことが難しい箇所もあります。
このため一部の攻撃は骨に阻まれて浅い傷に留まることも考えられますが、逆に肋骨の間や腎臓の辺りなど骨の隙間を突けば内部臓器に損傷を与えられるため、加害者がそのような箇所を狙うケースもあります。

致傷メカニズム・医学的影響

背部への刺傷が深達した場合、胸腔または腹腔内への侵入を伴い、前述した胸部・腹部刺傷と同様の致命的結果を招きます。
例えば背中側から胸に向かって刺されれば肺や心臓、大血管が損傷され得ますし、背中側から腹腔に向かう刺傷では腸管や肝腎を傷つける可能性があります。
特に腎臓は背中側(腰の上部)に位置する臓器で、背部刺傷により腎損傷を受けるケースが見られます 。腎臓の破裂は大量出血や尿漏出を引き起こし、致命的になり得ます。
実際、腎損傷では後腹膜内に血腫がたまりショック状態に陥る例もあります。

脊椎に達するほど深く刺された場合、脊髄損傷によって下肢麻痺や呼吸麻痺(高位頸髄の損傷)を引き起こし、たとえ即死を免れても重篤な障害が残ります。
また背部刺傷では出血が体表に現れにくい(背中側に広範囲に広がる)ため、外見以上に出血量が多い「見えない出血」となって危険な場合があります。
背部は負傷に気づくのが遅れる可能性もあるため、背中を刺された被害者は内部損傷の有無を慎重に評価する必要があります。

第5位:四肢(防御時に傷を負いやすい)

刺傷頻度と致死性

四肢(上肢・下肢)の刺傷は、生存者において最も頻繁に観察される負傷部位です。
刃物傷害では被害者が咄嗟に腕や手で自分の身を守ろうとするため、攻撃を受けた際に四肢に傷を負うことが多いのです。

トルコの救急診療での研究によれば、全刺傷患者の実に75%が四肢に負傷しており(上肢46.5%、下肢28.5%の合計)、他のどの部位よりも多くの傷が四肢に集中しました。
法医学的にも、防御創(防御傷)は主に上肢に生じることが知られており 、他殺被害者の約半数(報告により31~64%)に手や腕の傷が認められるとのデータがあります。

このように四肢は「刺されやすい」ものの、それは多くの場合致命傷ではなく防御的な傷です。実際、四肢単独の刺傷で即死するケースは稀であり、英国の研究では四肢のみ刺された患者の院内死亡は0例でした 。しかし、油断は禁物で、四肢にも大動脈の分枝や大静脈が走行しているため、例えば太腿の大腿動脈が切断されれば数分で致死的になり得ます。
オランダの致死例分析では、致命的出血の8%が四肢の損傷によるものであったと報告されており 、四肢の傷でも状況次第では命に関わることが分かります。

刺されやすい理由

四肢にできる刺傷の多くは加害者が意図して狙ったものではなく、被害者の防御反応に起因します。
襲われた人は咄嗟に腕や手で刃物を払おうとしたり、身を丸めて脚を引き寄せたりします。
その結果、刃先がこれらの四肢に当たり傷を負ってしまうのです。
法医学では指や手のひらの傷は典型的な防御創として知られています。
したがって一般に犯人が積極的に四肢だけを狙うことは少ないと考えられます。
むしろ四肢の傷は「命に関わる部位(胸や首)への攻撃を避けようとした結果」生じるものが大半です 。ただし一部には、犯人が被害者の行動を封じる目的で脚を刺す(逃げられないようにする)ことや、執拗に手足を切り付けるような特殊な事例も報告されています。
例えば英国のある傷害事件では、被害者のアキレス腱が刃物で切断され歩行不能に陥れられたケースもありました(これは通り魔的犯行ではなく計画的な傷害ですが)。
しかし無差別の刺傷事件において一般的なのは、被害者の防御によって生じる四肢の負傷と考えてよいでしょう。

致傷メカニズム・医学的影響

四肢の刺傷では、筋肉・神経・血管の損傷が主な問題となります。
腕や手では刺傷により腱や神経が切断されると、機能麻痺(例:手指が動かせない)や知覚障害が生じます。
脚では大腿四頭筋やハムストリング筋の切創が起これば歩行困難となる場合があります。

しかし四肢刺傷で最も危険なのは動脈の損傷による大出血です。
腕では上腕動脈脚では大腿動脈が太く主要な血管ですが、これらが刺傷で切断されると数分以内に出血性ショックに陥る可能性があります 。
上腕や大腿の深部には走行する血管束があり、刺傷が深い場合それらが容易に傷つけられます。とくに大腿動脈損傷は出血量が多く、適切な止血措置(止血帯の使用など)がなければ致命的になり得ます 。
四肢の出血は外からも確認しやすいためその場で圧迫止血などの応急処置が行われやすい一方、複数の傷がある場合や動脈出血では処置が追いつかないことがあります。
なお、手のひらや前腕の傷(防御創)は比較的浅いことが多いですが、腱の断裂によって恒久的な障害(例:指が曲がらない等)が残るケースもあります。
幸いにして四肢刺傷は内臓損傷を伴わない限り即死には至りにくく、病院搬送後に適切な治療を受ければ予後は良好な場合が多いです。
とはいえ、現場では四肢からの出血が軽視されがちであり、実際には四肢の大出血で命を落とす例も存在するため 、四肢の刺傷でも迅速な止血と医療介入が必要です。

まとめ・全体傾向

以上のように、無差別な刺傷事件では「胴体(胸部・腹部)」が最も大きな標的となり、次いで頸部が致命傷になりやすい部位として挙げられます。
胸部と腹部は正面から広い面積を占め、防御が難しいうえに重要臓器が集中するため、刺傷の頻度・致死率ともに高くなります。

一方、頸部は標的として小さいものの、一撃でも主要血管・気道の致命的損傷につながるため、特に背後から襲われた場合に深刻な結果を招きます。

背部への刺傷は加害者の位置関係によりますが、防御困難な奇襲により発生し、内部の胸腹部臓器や脊髄の損傷次第では重大な転帰をたどります。

四肢の負傷は件数自体は多発しますが、その多くは被害者の防御行動による傷(防御創)であり、直接の死因となる割合は低めです。しかし四肢でも大血管損傷が起これば致命的になり得る点には注意が必要です 。

本分析では、医学論文(救急医療や法医学分野)や各国の統計データ、事件報道などからエビデンスを収集しました。
各国のデータを総合すると、世界的に見て共通する傾向として「刺傷は胴体(胸・腹)に集中し、致死的なケースでは胸・首が多い」ことが示唆されます 。ただし、事件の状況や被害者の行動によって負傷部位の分布は左右されます。

例えば、防御行動をとれば四肢の負傷が増える一方、不意打ちを受ければ首や背中への傷が増えるでしょう。

明確な統計がない部分については私見も交えましたが、総じて胸部>腹部>頸部>背部>四肢の順に刺されやすく、それぞれ以下の理由で危険性があります:

  • 胸部: 急所集中による高致死性、大きな標的
  • 腹部: 骨による防護がなく深達しやすい、臓器損傷による出血・感染
  • 頸部: 主要血管・気道が表在し一撃で致命的、防御困難
  • 背部: 視界外で無防備、後方からの奇襲で狙われやすい
  • 四肢: 防御創として頻発(手足で凶器を受け止める)、大血管損傷時のみ致死的

最後に、各部位の損傷メカニズムを理解することで、救急処置の優先順位や防刃ベストの設計にも役立ちます。
例えば、心臓マッサージや止血の要否は刺された部位によって異なりますし、刺傷事件対策としては胸部・腹部・頸部の防護が特に重要と言えます 。

本コラムが、無差別刺傷事件に対する防犯的な理解を深める一助になれば幸いです。

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